2009年07月10日

りんご物語 第2話 王林はみんなのお父さん

りんご物語、ちょっと間が空いてしまいました。
第2話です。
さて、この花はどの品種でしょう?

RIMG0060.jpg

王林です。
ちょっと大きめの花です。
木肌がざらっとしたサメ肌とでもいうのでしょうか。
特徴があるから、わかりやすいです。

ほかの花が満開なのに、王林だけすでに花が一つだけになっているのには理由があります。
実はりんごは、同種同士の交配では実をつけることができないのです。

そこで王林の花は結実用の花を一つ残し、周囲のつぼみを摘み取り、花粉を得ます。
実はジョナゴールドとむつは、それだけだと結実できないのです。
誰かの力を借りないと生き残っていけません。
なぜなら、このりんごたちは染色体数が奇数の3倍体品種で、うまく生殖細胞が作り出せないというわけです。

品種改良を重ねてきた結果、品種の数が数百あるといわれるりんごならではです。
青森県庁のホームページには「りんごの品種は、世界中で15,000種類、日本では約2,000種類もあります。県りんご試験場では約300種、県内では約50種が栽培されています。市場に出荷されているのは約40種類」とあります。

王林は、青いりんごだから、赤くする必要がないため(って当たり前!)、袋をかける必要もないし、比較的丈夫な木なので手もかからず、みんなと受粉できる、とってもいい子というわけです(誰でもいいってことでもあります…笑)おまけに長期の貯蔵もできる。ん?いい子すぎ?食味は酸味が弱く、甘さが強い、まさに“いい子”なお味です。
ちなみに母はゴールデンデリシャス、父は印度です。
母は種子親、父は花粉親を言うようです。
紅玉も王林と同じような役割ができるりんごなんですよ。

王林と紅玉、ちょっと頼もしいりんごたちです。

りんごの品種や生い立ちについて知りたい方は、下記のホームページをご覧ください。
「青い森の片隅から」
りんごが大好きな79歳と77歳のSさんご夫妻がつくられているホームページです。見事に品種が網羅され、りんごへの愛情があふれたサイトです。素敵です。

三倍体についても、詳細がこちらにアップされています。

RIMG0058.jpg

畑の中の王林の木。
さて、「りんご」の王林の在庫ですが、いよいよ残り少なくなってきました。



タグ:干しりんご
posted by fudo at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

新しいカテゴリー「りんご物語」 第1話は紅玉!

新しいカテゴリー「りんご物語」を設けました。
りんごをもっとおいしく、もっと楽しく召し上がっていただけるように、りんごにまつわる物語を幅広くお伝えしていきます。

昨日のクイズは、いつも東京朝市に出店するときにお手伝いいただいているやまくまさんが見事正解されました。

RIMG0146.jpg

そうです。紅玉なんです。
青森県鰺ヶ沢町の風丸農場の紅玉の畑です。
除草剤を使用しないため、下におがくずを撒いています。
おがくずの成分が雑草を抑えてくれるそうです。

コメントにも入れましたが、紅玉の花はちょっとしわっぽいのが特徴。
紅玉はやまくまさんのようにファンが多いのですが、それは最近のこと。
昭和40年代にはいちごやみかんが大増産されたため大暴落し、山や川に大量に投棄されたため、当時、山川市場と呼ばれ、今も記憶されています。その後、甘さが歓迎されるようになるなど食味が変化していき、やがて飽食の時代へと「食の世界」の激動の波に翻弄されたりんごでもあります。酸味の強い素朴な味の紅玉は一時敬遠され、デリシャス系へ、そして今ではふじが主流となるなど、栽培品種が移行される中ですっかり影が薄くなり、ずいぶん木が伐採されてしまいました。今では、青森県全体の栽培面積の1%程度でしか栽培されていません。

それに反して、最近は人気が急上昇中。ジャムやジュースにブレンドして味を引き締める、お菓子に使うといった役割が重要になってきたからです。といっても、木がすぐに成熟するはずもなく、常に足りない状態なのが紅玉なのです。風土倶楽部の干しりんごも紅玉は毎年、ほんの少ししか入手できず、みなさんに「えっ!もうないの?」と残念がられています。実は、原料値段が高いため、赤字になってしまうんです(涙)来期も、すでにお待ちの方がおられるので、なんとかしなくては!です。

紅玉は、明治4年に栽培種としてジョナサンという品種がアメリカから導入され、選抜育成された後に昭和になって紅玉と命名されました。その後にも、たくさんのりんごが品種改良され、登場しましたが、消えていったものも多く、紅玉は品種の中では明治から生き残っている一番の”お年寄り”の品種なんですよ。大切にしなければ、ですね。

紅玉のええっ!そうなの!という秘密は、また次回に。

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真っ赤な紅玉たち。待ち遠しいですね!
タグ:干しりんご
posted by fudo at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

りんご最新情報 さて、この花はどの品種でしょう?

りんごの花が満開の青森にりんごのお勉強に行ってきました。
さて、この花はどの品種でしょう?

RIMG0162.jpg

みなさんにいつも召し上がっていただいている干しりんごの紅玉、ふじ、ジョナゴールド、つがる、王林、むつのいずれかです。
答えは次回に。

一番最初に正解された会員の方お一人に(ネットショップおよびメーリングリストに会員登録されている方のみとさせていただきます)、大好評のCereal 180gとりんご80g1個ずつをプレゼントさせていただきます。
下記のコメント欄に品種を入れてください。お一人様1回のみでもちろん品種は1つだけお書きください。

期限は明日までです。
タグ:干しりんご
posted by fudo at 10:04| Comment(2) | TrackBack(0) | りんご物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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