2012年10月05日

ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」

昨日に引き続きドキュメンタリー映画のご紹介です。

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「よみがえりのレシピ」は、在来作物と種を守り継ぐ人々の物語です。
観ようによっては、鶴岡市ならびにアルケッチャーノのプロモーションフィルムともいえますが、風土と食と人を真正面から捉えた深い内容になっていて、ちょっと予期せぬ感動を味わいました。

在来種の種を地域で引き継いでいくことの意味。それは、地域再生のためのここにしかない価値を見出すことですが、「先人たちの感性を知ることでもある」というこの言葉にぐっときました。
それがなければ、地域なんて存続していかないですから。
アルケッチャーノの奥田シェフを鶴岡が輩出した背景には、そういう先人たちの感性を奥田シェフが受け継ぐ下地があったのでしょうか。今に生かす人がいてこその在来作物だということが、奥田シェフの料理が物語っています。

5年ほど前に、アルケッチャーノに行ったときに奥田シェフとお話しさせたもらったら、テーブルに座って、さらさらと味の構成はね?なんて図を示して説明してくださいました。
本物は出し惜しみなんてしないのですね!

前半は、在来種の野菜をつくる生産者の人たちとその現場の様子(ここでもおじい、おばあががんばっています。そして孫の世代がその後姿を追いかけつつあります。いいシーンです)、
後半はそれを使った奥田シェフの料理が中心で、食べてる人がそれはそれは幸せそうな顔で「おいしい〜」を連発。
甘い根っこをもつほうれん草、アクのないごぼう、ほんのり苦味のあるキュウリ、今や有名になって生産が追いつかないほどの宝谷かぶ・・・
それらをシェフが「えっ、そういうとりあわせ?」とか、「なるほど、そーゆー料理法…」と意外な展開で鮮やかに調理していきます。
観ているうちに「また、行かねば…」とそそられまくりました。だって、鶴岡でしか採れない食材だから、鶴岡に行くしかないですよね(笑

地域活性化、食育、環境、農業・・・すべてが詰まった映画です。
ちなみに一口1万円で資金を寄付する「市民プロデューサー」たちによって制作が実現したそうです。
というわけで、すっかり鶴岡市とアルケッチャーノに魅せられてしまいました(^▽^)


2012年10月04日

ドキュメンタリー映画「タケヤネの里」

映像作家・青原さとしさんの新作ドキュメンタリー映画「タケヤネの里」の試写に行ってきました。
青原さんとは、民族映像文化研究所が関わった日本山村会議などで御一緒して以来の友人です。

今回の作品は、伝統工芸品の材料であるカシロダケという竹の皮に焦点をあて、竹を通して文化や社会をひもといていくという大変興味深い内容になっています。

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カシロダケは、福岡県八女市星野村、黒木町、うきは市にしか生えていない全国でもまれな竹です。
美しく白い皮が特徴的で、江戸時代以前から包装用や高級雪駄、こっぽり、草履、本ばれんなどさまざまな生活用具に利用され、日本全国に出荷されてきました。

ところが、今では、地元の人でさえ知らない竹となり、今回の映像化により、初めて知ったという人が多いといういことです。大量生産・廃棄が全盛の時代に、修理しながら、長く使えるモノがどんどん日陰に追いやられていった中で、「竹皮」もその一つになってしまったようです。
現在、この竹皮を使った竹皮編の継承者は、群馬県伝統工芸士である前島美江さんだけだそうです。
その竹皮編は、昭和初期にドイツから亡命してきたユダヤ人建築家のブルーノ・タウトが、群馬県高崎市の竹皮草履職人と共同開発して生まれた工芸技術です。

カシロダケを使った竹皮細工による木版画用の本ばれんができるまでの手間のかかる繊細な作業。
出来上がったものと、小学校のときに版画の図工のときに使用したような大量生産のものとを比較して刷ってみるシーンでは、その違いに胸を打たれました。後者は、ムラがたくさんできてしまうのに、本ばれんは見事に真っ黒になるのです。自然と人の協同作業による素晴らしい技術に感動しました。

日光下駄やこっぽりの表つけも、一つずつの皮を丁寧に合わせていくことで、美しい網目ができ、長く使うことができるのです。

ぜひ、映像でその様子を観てください。
自然と暮らしと文化の奥深さを知り、豊かな気分になることができますよ。
同時に地域の資源、すなわち宝を私たちが忘れてしまったのではなく、私たちが暮らし方を忘れてしまったのだとも思い知らされます。

10月27日(土)から、渋谷・アップリンクで上映されます。
詳細はホームページをどうぞ。

ラベル:おすすめ映画

2010年07月23日

明日、公開「うつし世の静寂に」

夏本番!
みなさん、いかがお過ごしですか?
私は昨日、世田谷の農家Eさんの庭先で採れたての枝豆をいただくという思いがけないうれしいお相伴にあずかってきました。

斜め頭上を見上げれば、ギラギラの太陽の下、コンクリートの塊である高速道路、そして、白っぽい大地には枝豆が鈴なりに実をつけている。そんなミスマッチな取り合わせ、それが世田谷の農場です。すべて無農薬栽培!それを可能にするのは一にも二にも土づくりだそうです。

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大きな欅の下には静かな農家の庭先が未だにあって、ずっと変わらない世界がここにはあるのだと感じさせてくれます。狂ったような太陽の光が、徐々に落ち着きをみせ、やがて夜の帳が下りてきて、欅が黒いシルエットになる中、ビールを片手に、片手で途切れることなく採れたてほっかほかの枝豆をつまみ(笑)、気の置けない友人たちと心から和んできました。

ささらプロダクションを主宰している友人の小倉美恵子さんから、新作のドキュメンタリー映画の案内が来ました。
「うつし世の静寂(しじま)に」です。

うつし世は「現世」、常世は「来世」。
ふたつの世を「素朴な祈り」でつないできた暮らしが
今、静かに語りかける…。

もうひとつの川崎のものがたり

以前、ご紹介した「オオカミの護符」は、2008年度 文化庁映画賞を受賞しました。今回も、小倉さんの地元川崎に題材を得た力作です。
実は小倉さんの家も土着の農家です。激変していく周囲の様子に心を痛め、今、残しておかねば、と、地元の事象を掘り起こし、映像に記録しているのです。

世田谷の農家さんの家も、環状線の道路工事で消えてしまうかもしれない、とのこと。
もうこれ以上、私たちは失い続けていいのでしょうか。
道路よりももっと大切なものがここにも、あそこにもあるのに。

私たちの暮らしの足元を見直すよい機会となる映画です。
ぜひ、ご覧ください。

ラベル:農業

2010年07月19日

「環境リスク学 不安の海の羅針盤」

先日、ご紹介した「食のリスク学」を書かれた中西準子先生が、7月7日に全国消団連が開催した〜ほんとのこと知りたい学習シリーズ・学習会
「食のリスクを考える−氾濫する「安全・安心」をよみとくためには」で講演されました。
これは行かねば!と、参加してきました。お話の内容は、著書にあることが多かったですが、そのお話しぶりに先生が歩んでこられた道が決して平坦ではなかったことがとてもよく伺えました。
一言でいえば、なにも恐れず、自分が納得いく真実だけを追究してこられたということです。国、企業、大学、市民団体、どこに対しても言いたいことは言う。それゆえに東大の研究室で50歳をすぎるまで助手に甘んじなければならなかった。でも、先生が塗り替えていかれた国の方針や施策は数知れず、です。

この講演録は、生活環境研究所のこちらにアップされています。
とてもよくまとまっています。ただ、食のこと、環境のことに興味のある方、そして不安を強く感じている方は、ぜひ、先日、ご紹介した「食のリスク学」とあわせて先生の著書「環境リスク学 不安の海の羅針盤」も手にとっていただきたいです。

難しい科学の本ではなく、不安に思っていた環境ホルモンやダイオキシン、BSEなどのリスクとはどのようなものなのか、どれほどの大きさのものなのかが、とてもわかりやすく書かれています。「敵」を知ることで、解決できることがたくさんあること、いたずらに不安を感じる必要がないことを知ることができます。同時に一つのリスクを回避すれば、必ずほかのリスクが出てくる。あるいは何かベネフィットを得れば、必ずなにかリスクを負うことにもなるという至極当たり前のことを再確認することでもあります。

化学物質や食にかぎらず、これは何にでも当てはまること。「常識的なアプローチ」なのです。
でも、常識的なことはメディアに取り上げられることもなく、危険をあおる「オオカミ情報」がなんと多いことか、です。
リスクの大きさでいえば、喫煙がもっとも大きく、ディーゼル排ガス、ラドンの順となり、それに比して、よく俎上にあがる残留農薬のリスクはほんのわずかなものにしかすぎません。

環境や健康に対するリスクとは、科学的な評価をもとに考え、課題を抽出し、その結果をもとに国や学者、市民で基準をつくり、何を得て、なにを捨てていくのか取捨選択をしていくことが必要なのです。
いい加減な情報、わかりやすい不安だけをあおる情報が氾濫する今、中西先生や高橋久仁子氏のような方の視点を知ることがとても重要だと思います。ぜひ、手にとってみてくださいね。



ラベル:おすすめ本

2010年07月15日

人間は怪しいものがお好き?

ライブカメラのおかげで合鴨たちの暮らしぶりを見るのが日課になっています。
けっこう忙しくしていますねー(笑)

のんびり寝ているかと思えば、大きなのびをして田んぼに出勤。
ぴよぴよかわいい声で鳴きながら、旺盛な食欲を満たしているもよう。
しばらくして戻ってきて、羽づくろいをしたら、また寝る。
シンプルな暮らしです(笑)
見るたびにお尻ふりふりと、ちっちゃい羽根に癒されます…。
日増しに大きくなっているから、いつまで観られるかなー。

さて、今日は松尾貴史著「なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書) 笑う超常現象入門」をご紹介します。
抱腹絶倒です。エスプリのきいたしりあがり寿のイラストも最高!

怪しいものや事って、どうして私たちの心をあまーくくすぐるのでしょうね。

宇宙人、UFOはもとより、スプーン曲げ、念写、ピラミッドパワー、風水、サイババ、アガステアの葉、開運印鑑、パワーストーン…とあげるときりがありません。
私も、一度ならず「ん?ほんと?」とか「私もやってもらおうかな」なんて思いが横切ったことも・・・。
そんな怪しさ満載の事象をものの見事にばっさりやってくれています。

ほとんどは実生活には関係なく、笑ってすませられることが多いけれど、これは見過ごせないと思ったのはマイナスイオン。家電メーカーをはじめ、取り入れた商品が堂々と販売されているのを通販雑誌などでよく見かけます。
マイナスイオンは、教科書に出てくる陰イオンとはまったく別物の和製英語だそうです。東京大学生産技術研究所の安井至教授によれば、「どろどろの血液をさらさらにするとか、OA機器の電磁波対策になるとか、マイナスイオン効果を並べ立てるのは詐欺行為だ」と批判されているとあります。

「血液さらさら」「すぐに痩せる」「パワーが出る」「開運」「ご利益」そんな言葉と一緒に一見科学的な「マイナスイオン」とか「アメリカ航空宇宙局・NASA」とかがあると、弱いですよね。たぶんどこかで信じたい気持があるから、でしょうか。

食の分野でも、「ミネラル」「アミノ酸」「有機」「無農薬」「無添加」「自然」といった言葉が並ぶと、なんとなく安心してしまうところがあります。
この本、笑いながらも、どこかで「そうはいっても…」とまた、信じたい気持がうごめいたりして・・・。
信じるものは救われる? なわけないですよね(笑)

迷えるあなた、まずはぜひ、ご一読を!


ラベル:おすすめ本

2010年07月13日

「食のリスク学」中西準子氏著

蒸し暑い日が続きますね。
夏は、まだまだこれからが本番。健康管理が大切な時期ですよね。

食や農に関わるようになって早10数年が経ちました。
多くの方と同じように「沈黙の春」や「複合汚染」を読んで衝撃を受けたことが今では懐かしく思い出されます。最近、ふと、私の情報やイメージはそれを読んだころから更新されていないのではないかと思いはじめ、いろいろな本を読んだり、講演を聞きに出かけたりしています。インパクトの強いものは、イメージが固定されがちですから。

「農薬」や「添加物」が確かに大量に使われ、いろいろな悪影響を及ぼした時期もあったことは確かです。でも、あれからすでに40年ぐらい。そのときの情報というよりもイメージのままで、今も捉えているのでは?と思ったのです。
そんなふうに思ったきっかけの一つが、いくつかの本に出会ったことです。その一つが中西準子先生の「食のリスク学 氾濫する「安全・安心」をよみとく視点」です。
独立行政法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門長である中西先生は、リスク管理の重要性を提唱しておられます。
世の中に完全な安全はない。一つのリスクを削減したら、どこかで別のリスクが出てくる。そのリスクを検証して、どちらを選ぶのかがリスクトレードオフということです。

ふだんの暮らしの食以外の部分では、本能的に私たちはそのリスクを回避したり、判断したりしています。たとえば、すごく急いでいるときには横断歩道まで行かないで、道路を横切ってしまうとか。リスクをちゃんと瞬時に計算しているのです。

ところが食に関しては、食べ物が健康や病気に与える影響を過大に評価したり、伝えたりといったことが後を絶ちません。すべての食品、食材には功罪が必ずあります。たとえば、塩は適量を使うなら問題ないですが、大量に使えば健康を害します。「自然」なものであっても、害になることもあれば、毒を含んでいることもあるのです。無農薬が最高のもののようにイメージされていますが、カビ毒や植物が虫を寄せ付けないために出す物質のことなどはほとんど知られていません。

本書は、第1章では、リスクトレードオフの考え方について、第2章では、「フードファディズム」の著者である群馬大学の高橋久仁子氏との対談で「食べもの情報とリスクについて」、第3章ではジャーナリストの松永和紀さんのインタビューによる「食をめぐる論点」、第4章は先生が書いておられるホームページからの転載でさまざまな食の問題について述べられています。

特に高橋先生との対談では、アミノ酸ブームや牛乳有害論のおかしさ、国が認めていない「健康食品」など、かねてよりなんだか腑に落ちないと思っていたことをばっさりわかりやすく言いきってくれていて、スッキリしました(笑)

知りたかったことが満載の必読書です。
中西準子さんのホームページも必見!



とても専門的なサイトですが、国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 主任研究官である畝山智香子さんのブログもご紹介しておきます。
残留農薬の基準値や添加物について知りたい方は、著書の「ほんとうの食の安全を考える ゼロリスクという幻想」もどうぞ。





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2010年06月11日

「人と自然をとらえなおす 植物はヒトを操る」

梅雨間近の東京です。
このところ、ミツバチのおかげで花のことがとっても気になるようになりました。
花は虫たちを美しい色と形で誘っているのですが、それを人間も美しいと思う。花はなにを企んでいるのか。どんな戦略なのか…なんてことをつい考えていました。

そこで出会ったのが発刊されたばかりのこの本です。
いとうせいこう氏と花のブリーダーとして第一線で活躍している竹下大学氏の対談集「人と自然をとらえなおす 植物はヒトを操る」です。
(毎日新聞社刊)

やっぱりそうだったのね!と迷うことなく購入しました。

「花という字は「くさかんむり」に「化ける」と書き、花は葉が変化したもの。昔の人の観察力はすごいですね!

タンポポは受粉完了後に「私、受粉しました」とばかりにくたっと倒れ、綿毛がつくころにまた起き上がるそうです。

といった花に関する目からウロコの事象がたくさん出ていて、何度も読み返したくなります。
で、本当に花はヒトを操っているのか?

そうみたいですよ。だって、どんどん新しい品種が開発されて、花の世界の多様化は進んでいますから。一方で在来種の種も、ヒトは大切にしはじめていますし。

生存競争では、人間が一番戦略がないかもしれませんねー。いや、むしろ破滅に向かっているような…。
たまには植物の戦略を垣間見てはいかがでしょう。





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2010年05月12日

ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」のご案内

先日、試写会で観てきました。
前作の「六ヶ所村ラプソディー」は下北半島の漁民や農民の人たちの生活の現場を踏み荒らされる憤り、悲しみ、あきらめを静かに見つめながら、原発について深く考えさせられました。その後、仕事で下北半島に行き、現場を目の当たりにして、国のエネルギー政策にもっと関心をもつべきだとつくづく思ったものです。石油備蓄基地、動燃、風力発電村・・・あそこにはすべてがあります。修学旅行は、全員行くべきだと思いました。環境問題はエネルギー問題でもあるのですから。

今回は、中国電力による上関原発建設に反対する山口県の祝島の半農半漁の暮らしを営む人たちのようすと、スウェーデンのエネルギー政策に焦点を合わせた内容でした。下北半島で起こった数十年前のことが性懲りもなくまた繰り返されています。

今回の映像の中で特に印象に残ったのは、埋め立てに来た中国電力の工事関係者と祝島の漁民と高齢者たちが海の上でにらみ合うなか、中電側が「祝島は農業や漁業だけの島で、このままでは高齢化で未来がない。原子力がくれば雇用が生まれる」と拡声器で話すところです。農業や漁業に未来がないということは私たちの暮らしすべてに未来がないことなのに。エネルギーがあっても、自然がなければ、土がなければ、私たちも、ミツバチも暮らしてはいけないはず。
中電側の人は雇われているから、わけわからずに言っているにしても、それだけに悲しいシーンだなあと思いました。

ミツバチの羽音と言いながら、ミツバチが出てくるのは祝島の枇杷の花の上をくるくる回る日本ミツバチの姿が3秒間ぐらいだけ。
終わってから、監督の鎌仲さんに思わず「タイトルにミツバチとあったから、もっと出てくるのかと思った」と言ってしました
鎌仲さんによると、「「ミツバチの羽音が聞こえる世界が、求める世界の象徴だと直感的に感じてつけちゃった」とのことです。
ミツバチは、未来を感じさせてくれる生き物なのでしょう。

原子力については、問題が大きすぎて、今回の映画でもなかなか自分に手繰り寄せるのが難しいことだなと思わせられましたが、日々の暮らしの何を大切にするのかといったことを再確認する上では、よいきっかけになる映画だと思います。
6月より全国で順次上映がスタートします。
詳細はこちらへ。


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2009年12月30日

「獣の奏者」で締めくくる2009年

2009年も後、残すところ1日。
10月ごろ、「獣の奏者」闘蛇編、王獣編を新幹線の往復で読破。クライマックスのカタルシスに久しぶりに時間を忘れました。
児童文学のジャンルに入る本ですが、まっすぐな気持ちとは何か、物事をじっくり観察し、考察する大切さ、信念に基づいた行動をすること、など、物語の中に没頭しながら、忘れていたことを思い出させてくれるこの物語、大人こそ、時を忘れて楽しめるファンタジーです。

今年8月に出た後編ともいえる「探求編」と「完結編」を読みたくてうずうずしていました。図書館に予約を入れていたけれど、いっこうに順番が進まないので、お正月に読もうと購入。目下、40ページほど読んだところ。読みすすめたいけれど、もったいないような。。。
作者の上橋菜穂子さんという文化人類学者は、ものすごいストーリーテラーです。
で、でも、野生の王獣がどうして牧場から逃げていかないのか、こればっかりは納得がいかない。ファンタジーなんだから、まあまあ…と自分をいなしております(笑)

NHKで放映されていたアニメの「獣の奏者エリン」方は、先週の土曜日で前編が完結。こちらはかなり子供を意識してつくられているので、わかりやすくされすぎていて、かえって物足りないものになっています。
ファンタジーがお好きな方は、ぜひ、原作を読んでみてください。

今年も、いろいろお世話になりました。
ものすごい地殻変動の起きている日本。
来年はどんな波にもまれることでしょう。
どんな世の中が来ようとも、エリンのように正しいと信じたことに取り組んでいきたいと思います。それが結局、自らを生かすことにつながるのでしょう。と、わかっていても、なかなか難しいのが人間でもあります(苦笑)

来年も、また、どうぞ、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

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2009年11月28日

映画「キング・コーン」が教えてくれる危うい食の世界

国際有機農業映画祭の演目に気になる映画を見つけたので行ってきました。

「キング・コーン 〜世界を作る魔法の一粒〜」(2007年アメリカ)

「俺たちは、親より寿命が短いみたいだ」とある日、疑問を抱いた2名の大学生。毛髪は食べた結果が一番長く留まるところということで調べてみたら、「君たちの炭素を形成しているのはコーンだね」と。

二人はアイオワのどこまでも続くコーン畑でキングコーンを作りながら、ふかーくコーンの利用のされ方を追求することに…という映画。

原稿を書くために砂糖に詳しくなって、異性化糖にもようやくリーチした私にとって、そのもっと奥深いところに到達できたわけで、タイムリーな映画との出会いでした。

そう、異性化糖の原料の多くがキング・コーンなのです。
高果糖コーンシロップ。大量生産の加工品の甘味には大抵使われているもの。
もちろんシロップだけでなく、コーンプロテインだとか、デキストリンだとか、コーンでつくられている化学物質は山のようにあります。
主食でない加工用、工業用が全体の53%を占めているのですから。

なぜ、こんなふうにコーンが大量に食品に(食品だけではないのだが。それは映画の公式ホームページをどうぞ)使われたのか。
それはひたすらに増産をめざしたから。
政府の助成金制度、機械化、品種改良、遺伝子組み換えとあらゆる可能性を総動員して、大量生産を実現させた。当然のことながら、量が多くなれば、価格は下がる。余らせることができないから、シロップにする。牛の飼料にする。

牛はコーンを食べて進化してきたわけではないから、生後120日以上与え続けると病気になる。でも、出荷されるのは140日から150日。ということは…?
与えられる飼料の99%が穀物。これが胃酸過多となり、酸毒症を引き起す。抗生物質の70%が畜産用なんだとか。

コーンで脂肪をたっぷり蓄えた牛の肉がハンバーガーとなり、どんどんアメリカ人の胃の中に納まっていく。シロップをたっぷり含んだ炭酸飲料とともに。おっと、コーン油であげたポテトチップスも。

品種改良で得たことは、ただ、ただ、大量に簡単に作ることができるということだけ。遺伝子組換えされているから、強力な除草剤撒きまくり。ものすごく簡単に作れてしまう。が、引き換えに栄養はどこかに行ってしまい、カロリーだけが残った。2人は食べてみて、あまりのまずさに吐き出す。

ひたすらに大規模トウモロコシ農家が生まれる中で、規模が小さいところはどんどん辞めていく。
安いシロップなどで、肥満と糖尿病が蔓延していく。
新型ウィルスみたいに目立たないから、深く静に潜行していく。
わかっちゃいるけれど、完成された経済効率と循環の中でもはや誰にも止められない。

現代の社会の病巣は、あまりにも身近なところにあることに愕然としました。同時に上映されていたキューバの有機農業を描いた「コミュニティの力」(2006年アメリカ)では、エネルギーをもっともたくさん使っているのは食品づくりとのこと。アメリカによる経済封鎖で輸入を止められたキューバが直面した食もエネルギーも資源もナイナイづくしの中で大きく暮しを転換していった様子の一端が窺えました。
どちらも、日々の食べるということが私たちの社会をつくっているということに今更ながら気づかされる映画でした。

12月19日にDVDが発売されます。
ぜひ、観てください。




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2009年07月15日

無化調ラーメンMAP

最近、偶然、お知りあいになったのが「麺や 七彩」のオーナーの阪田博昭さん。これまた偶然にも、友人のNさんのごく親しい友人でもあったという、面白いつながり。そんな偶然が突然、目を開かせてくれたのが「無化調ラーメンMAP」です。

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ラーメンは時折、むやみやたらと食べたくなります。
でも、食べた後、「あー、からだに悪いもの=負担になるものを食べちゃった。。。」と反省。そんな経験、ありますよね。

ところが阪田さんたちは、からだにいいラーメンをつくっている!
目からウロコでした。

たった一杯のラーメンに、出汁、麺、具、食のすべての要素が入っている。それがラーメンです。
日本の食文化にすでになくてはならないラーメン。ならば、口と舌においしいだけではなく、からだにもおいしいものにしよう!
そんな心意気で毎日ラーメンをつくっている店主がいる首都圏のお店68軒が紹介されています。

2009_0715ramen0001.jpg一軒ずつ、こんなふうに使用している調味料が公開されています。
本物の、とても高価な調味料を使っているところが多いです。高級料理店並みです。

ラーメンは野菜が不足気味になりますが、実はきちんととった出汁にはミネラルがたっぷり含まれているので、意外にもある程度補うことができている、というのは友人の“ラータク”のNさん。
無化調ラーメンは、ラーメン業界においてはまだまだ小さな存在だとか。ラーメン好きは多いし、健康に不安を抱えている人ほど、ラーメンに依存していることも多いでしょうから、こんなラーメン店にはがんばってほしいですね。

この本をめくっていると、片端から食べに出かけたくなります。おいしく食べて、みんなで応援しましょう!



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2009年03月12日

映画「りりぃ、はちみつ色の秘密」のご紹介

東京はちみつクラブの顧問をお願いしている玉川大学ミツバチ科学研究施設(日本で唯一のミツバチに関する研究所です)の中村純教授から、映画「りりぃ、はちみつ色の秘密」の試写会に行ってきましたよ〜とのご連絡がありました。

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以下、許可をいただきましたので、ご感想を掲載しておきますね。

「ベストセラーになったスー・モンク・キッドの原作(邦題は『リリィ、はちみつ色の夏』)に非常に忠実で、映像も美しく、ちゃんと感動できる、よい映画でした。原作も監督も登場人物の大半も女性ということもあり、とても女性的というか、なるほどミツバチの世界なんだなという感じでした。

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「この世界はひとつの巣箱のようなもの」とか、「ミツバチに愛を送ることが大切」とか、ミツバチと関係したい人に刺激的な言葉が頻出です。加えて、蜂場や蜜小屋のセットには、一瞬しか映らないものでもミツバチを知っている人なら“気がつけよ”的アイテムが盛りだくさん。こちらはこちらで楽しめます。原題は"The Secret Life of Bee"で、なるほど女性はミツバチに例えやすいんだなあ、という感じがして、男性としてはうらやましい限りです。

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試写会で見てすぐ、原作を買いこみ、この忙しい中で読み始めました。原作が先か、映画が先かは趣味の分かれるところかも知れないけれど、映画の中でのスナップショット的な映像の意味も原作で確認できます。主人公の置かれている状況や時代背景には重い部分が多いのに、主人公の14才の、ものの理解の絶妙な軽さでうまく扱っています(原作も映画もその点は非常にすぐれています。

映画では子役のダコタ・ファニングの演技がやはり評価が高いでしょうね。役者的には,黒人らしいふてぶてしさをとてもうまく表現していたジェニファー・ハドソンや、父親(敵?)役のポール・ベタニーの演技が光っていると思いました。
単館上映なの?って感じですが,かの「ミツバチのささやき」(ビクトル・エリセ監督,こちらも子役がすばらしかった)も単館上映でしたね。

この映画は、ぜひ、たくさんの人に見て欲しい映画です。東京みつばちクラブのブログを読んで,映画の記事に目がとまるようなミツバチと映画が好きなら見て損はない、という映画です。お楽しみに」

とても面白そうですね。特にみつばち、はちみつ好きには!!!
次回、蜜会の29日までに観られたらいいですね。

『リリィ、はちみつ色の秘密』
3月20日(祝)より、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
コピーライト:© 2008 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画
ラベル:はちみつ

2008年10月27日

お豆腐屋さんのとうふレシピ

前回に引き続き、自信を持ってお薦めできる本がまたしても登場!
あの“三之助豆腐”のもぎ豆腐店によるレシピ本「お豆腐屋さんのとうふレシピ」(世界文化社刊 1260円)です。
「新・豆腐150珍!」です。

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三之助豆腐は毎日食べたい豆腐です。
毎日食べても飽きないのです。

本当においしいものとはそういうものだと、以前、お仕事でご一緒していた和食の達人、野崎洋光さんがよくおっしゃっていました。
そう!その野崎さんのレシピも入っています。

アクアパッツァのシェフ日高良実さん、タカコナカムラさんのレシピも!

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豆腐をそのままはもちろん、焼く、煎る、炒める、揚げる、煮る、蒸す、鍋もの。そして、豆乳、油揚げ、厚揚げ、がんも、と豆腐を知り尽くした三之助ならではのレシピの数々に眺めているだけで豆腐好きにはたまりません。

豆腐をおいしく食べることができれば、毎日の食卓がもっともっと楽しくなること間違いなし!です。

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2008年09月19日

関東平野に伝わる土にねざした暮らしの息づかいを知る「オオカミの護符」

dvd-20jacket-b.jpgドキュメンタリー映画の制作を行っているささらプロダクションの小倉美恵子さんから、うれしい知らせが届きました。
小倉さんたちが、心血を注いで制作した「オオカミの護符」が文化庁映画賞優秀賞を受賞したとのことです。

神奈川県川崎市宮前区土橋の古い土蔵の扉に貼られた犬が描かれた一枚の護符。その護符を調べるうちに、護符が関東平野を取り巻く山々で発行されていること、また護符に描かれているのがヤマイヌ、すなわちオオカミであることなどが判明。その護符に託された農民の願いとは…。

もっとも変化の大きい関東平野の大地に今も息づく農の心に触れる映画になっているようです。

10月4日から一ヶ月間、ポレポレ東中野で上映されます。
以前から気になっていた映画なので、私も、この機会に絶対観に行くつもりです。

詳細はささらプロダクションのサイトへどうぞ。

2008年08月11日

「日本の食は安すぎる」

立秋はすぎましたが、今が暑さのピークといったところですね。

暑いのが苦手で、この時期はぼーっとしてしまいます。
時間的に余裕のあるこの時期こそ、読書をしたり、映画を観たりしてゆっくり過ごしたいものです。

e-2008_0731yasui0003.jpg今日は本のご紹介です。

「日本の食は安すぎる」なんて、こんな値上げラッシュのときに…と思われるかもしれませんが、今、あげられているのは原油高のため。値上げされて困るのは、消費者だけでなく、生産の現場も、なのです。

なぜ、製造業や流通業の一部で「偽装」が頻繁に行われてしまうのか。
なぜ、農業はこんなにも衰退しているのか。
食の「安全」や「信頼」がどうして片隅に追いやられてしまったのか。

食のすべてを人任せにしながらも、「安く買えること」が当たり前になってしまったために、もっとも割を食ってしまったのが真面目に本物を作り続ける生産と製造の現場です。私も各地の生産現場で、量販店では先に売値が決まり、それに合わせて製造され、農産物は買い叩かれる、といった話をよく耳にします。
そんな現状をわかりやすく書いた、ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」で人気の山本謙治さん、通称「やまけん」さんによる「日本の「食」は安すぎる」(講談社+α新書 800円)をご紹介します。

やまけんさんはこの本で、今こそ、「購買」という権力を正しく行使しよう!と提言しています。私も大賛成!みんなで国産の農産物を買い支えてこそ、日本の「食」の現状を変えることができるのです。

ただ、値上げラッシュの今、それはとても大変なことです。
丁寧にきちんとつくられた本物の食品は、お値段もそれなりにします。
私からの提案は、だからこそ、よいものをしっかり選ぶ目を持とうということです。
「本物の味」を知って、自分なりの価値基準を持ちましょう。
そして、本物の味を知ることで、自分の舌で体が本当に欲しがっているものを選ぶことができるようになるはず。

特に調味料!
都会暮らしでは生命力のある新鮮な野菜を手に入れることは難しい場合が多いです。
ならば、毎日のことだから、せめて調味料はよいものを選びたいです。

例えば、醤油の裏のラベルを見てください。
原料は、小麦と大豆と塩だけですか?
余計なものが入っていませんか?

きちんと発酵に手間と時間をかけたものには、アミノ酸やミネラルがしっかり含まれているから、
少量でも大きな力を発揮してくれます。
薬がなかなか手に入りにくかった昔は、調味料が味だけでなく、からだを整える役割を果たしていた部分も大きかったと思います。
安い「もどき」商品では、からだも喜ばない、料理もおいしくない、そして生産の現場につながらないままに終わってしまうのです。
そんなもったいないことはないと思いませんか?



ラベル:農業 おすすめ本

2008年05月17日

「水と小麦だけのパン種でつくる酵母パン」

今日の三鷹農ガーデンのバラです。

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さて、また、一つ、お世話するものが増えました。
水と小麦だけで発酵させたパン種です。
これは昨夜、開催された林弘子さんの「はやしひろこのどんちゃかチンドン料理」会でいただいたお土産です。

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e-2008_0517bee0063.jpg以前にご紹介したように林さんの近著は「水と小麦だけのパン種でつくる酵母パン」(アスペクト刊)です。
「挽いた小麦と水を捏ね合わせた生地に、空気中の野生酵母菌が自然落下すると、気泡が立って自然発酵します。その生地を冷蔵庫で1ヶ月、数日に一回の割合でこね続けます。これが自然発酵のパン種です。パン生地材料に種として混ぜて使います」(本の扉より抜粋)

このパン種をいただいたというわけです。
そして、この本はそのパン種を使ったパンづくりの手引き書です。
ヨーロッパスタイルのパンだけでなく、東洋も含めたシンプルなパンづくりの紹介本でもあります。

さて、どんなパンができることやら。

お茶目な林先生!

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料理する姿はかっこいい!!!

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林先生が連載中の「うかたま」編集部が宣伝中。

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林先生自らのお手製のパンとパンに合う料理と、おにぎりとお好み焼きとたこ焼きと…チンドン料理でした。美味満腹!

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ラベル:発酵 パン

2008年05月15日

ドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』東京上映のお知らせ

以前、ご紹介した茅葺民家をめぐるドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』が東京・東中野のポレポレ東中野で上映されると監督の青原さとしさんからご連絡をいただきました。
興味深い公開記念トークもあります。
以前の記事はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『藝州かやぶき紀行』 http://dotoku.net

ee-B5friyer_pole.jpg2008年5月31日(土)より(4週間予定)
ポレポレ東中野にて出稼ぎモーニングショー開始!
上映時間:10:20より1回上映 (映画90分)

 
    【公開記念関連イベント】
相澤さんと関野さんの日程が入れ替わりましたのでご注意ください。

●ポレポレ東中野 応援ト−クショー
5月31日(土) 相澤韶男さん(武蔵野美術大学教授・民俗学、文化人類学)
 茅葺き保存集落として名高い福島県南会津郡下郷町・大内宿。相澤さんは、1967年、日本の古い町を訪ね歩くうち、草屋根の宿場の面影を残した大内宿と出会い、村に何度も滞在しながら、村の人と深く交流をもち、茅葺き集落保存に努力されてきました。その相澤さんが見た『藝州かやぶき紀行』とは?

6月1日(日) 関野吉晴さん(武蔵野美術大学教授・文化人類学・探検家)
 アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」など、世界の果てまで旅を続けた関野さんが、『藝州かやぶき紀行』に底流する「自然と暮らしの循環」について語っていただきます。

※両日とも10:20『藝州かやぶき紀行』上映終了後そのままご参加いただけます。青原さとし監督舞台挨拶も併せて行います。

入場料金:一般1,500円  大学・専門1,300円 中高シニア1,000円
前売り1,300円 劇場にて絶賛発売中! 
ポレポレ東中野  東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
  TEL 03-3371-0088    http://www.mmjp.or.jp/pole2/
 
★藝州かやぶき民家の写真展、茅葺き民家関連書籍各種販売 同時開催!

●第87回 みみの会 講師・青原さとし「出稼ぎトーク〜ヒロシマからキューバ、そして藝州〜」
『藝州かやぶき紀行』監督・青原さとしが、故郷広島で制作した自主作品『土徳』『望郷』やキューバ日系移民のテレビ番組等をとりあげながら、近代広島と前近代広島の基層を浮き彫りにしていく。
地域の生業からみた斬新な歴史観をトークで展開!(作品の一部も映写します)
日時:6月2日(月)午後7時−9時(受付は6時30分より) 終了後懇親会アリ
会場:東京都しごとセンター 5F 第2セミナー室(定員51名) 
東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号 TEL. 03-5211-1571 
地図:http://www.tokyoshigoto.jp/traffic.php
会費:1000円
問い合わせ:TEL 050-5528-6947(はる書房・佐久間)

みみの会ブログ: http://d.hatena.ne.jp/miminokai/  
※みみの会とは、編集者やフリーライター・出版社の営業マンや書店人、専門業界紙の記者やデザイナー、イラストレーター、写真家、演劇関係者、ドキュメンタリー映画監督、学生などメディアや表現することに興味のある人たちの集まりです。上記のようなことを仕事にしていなくても、知的好奇心のある方なら、どなたでも歓迎です!講師を招いての講演会の後、2次会でお酒を飲みながらの情報交換の場を設けています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いずれもとても面白そうなイベントです。
参加ご希望の方は上記まで直接お問い合わせください。


2008年03月23日

食卓の向こう側 コミック判のご紹介

三鷹のショップとモールで販売している「食卓の向こう側」のブックレットがとても好評で売れ行き好調です。
1冊500円とお手軽価格ですが、内容はなかなか読めないことばかり。
広告主がいるのに、よくここまで赤裸々に食のことを書けたと思います。
単発の連載ではなく、継続して食を追いかけている西日本新聞ならではです。
編集委員の佐藤弘さんの熱意もすごいです。
そして、ついにそのパワーでコミック版もつくっちゃいました!

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ふだん食に関心を持たない人にこそ、もっともっと気づいて欲しい。
そんな願いからです。

先日、熊本に出向いた折にこのコミック版にも登場された医学博士で菊池養生園名誉園長の竹熊宜孝先生にお会いしてきました。
実は先日、ご紹介した映画「いのちの食べかた」は、先生から絶対観るようにと厳命されたのでした。

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先生は、医・食・農という視点から病院づくりを行い、健康や食のことを30年間にわたって語り続けてきた方です。
「医は食に 食は農に 農は自然に学べ」と。

「食の安全はもちろんやけど、
大事なのは食卓の向こう側ばい」

誰もが食の大切さに気づかされるはず。
ぜひ、手にとってみてください。
ショップと三鷹モールで販売中です。

これはコミックの中の先生。
似ている・・・。

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この「食卓の向こう側 4」にも掲載されている横浜埠頭の輸入食品の現状視察ツアーが佐藤さんの企画で昨年11月に実施されました。
そのときのレポートはこのブログにもアップしています。
ラベル:食育

2008年01月15日

「本来農業への道」 ご希望の方にお送りします

昨年、実行委員として関わらせていただいておりました「持続可能な農業に関する調査プロジェクト」の報告書「本来農業への道 持続可能な社会に向けた農業の役割に関する報告および提言書」が出来上がりました。

s-2008_0112honrai0003.jpg

委員長は福井大学学長の祖田修氏で、学識経験者や実践者など22名が調査委員を務めました。

日本の農業の課題と方向性をコンパクトにまとめてあります。
手元に10冊ほどありますのでご希望の方にお分けいたします。
報告書は無料です。
今まで風土倶楽部でお買い上げいただいたお客さま、あるいは右のメーリングリストにご登録いただいた方には郵送料も無料でお送りさせていただきます。
ご希望の方はメールにて、ご連絡ください。

以下、目次です。
続きを読む
ラベル:農業

2007年09月01日

かやぶき民家をめぐるドキュメンタリー映画のご案内

ドキュメンタリー映像作家の青原さとしさんから新作のご案内が届きました。二年がかりで撮影を敢行し、4月に完成したドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』です。広島の「かやぶき民家」をめぐる映画だそうです。

かやぶき民家は、すでに絶滅危惧種のひとつともいえます。オランダでは、今も1年に何棟も新しいものが建てられていると、以前、日本で唯一のかやぶき専門会社の方に聞いたことがあります。
日本では、防火の規制で新規は無理とのことでした。

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今年2月に石川県珠洲市で出会った見事なかやぶき民家です。

広島市での上映なのでお近くの方はぜひ!

ドキュメンタリー映画『藝州かやぶき紀行』
シネツイン1にてロードショー!

9月22日(土)〜9月28日(金)

自然の草木だけを使い、人類が太古から暮らしてきた住まい、茅葺き民家。茅(カヤ)とは、ススキ、チガヤ、イネ、ムギなどイネ科植物、草屋根材料の総称を言う。
広島県東広島市の西中国茅葺き保存研究会・上田進さんが、広島県の山間地から瀬戸内海まで幅広い領域の茅葺き民家を案内してくれる。

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