先週、秋田から青森、岩手と旅をしてきました。
風土倶楽部の新しい商品を企画中で、その生産地を訪ねての旅です。
秋田といえば、なまはげ!
そのなまはげの故郷こそが男鹿半島なのです。

まずは秋田駅前の居酒屋でなはまげの予習をしました。
飲んでいい気分になったころに、なまはげが登場!
あちこちできゃーきやー、わーわー言いながら、お客さんは大喜びでした。もちろん私たちも。
大きい画像だとコワイ人もいるので、小さいのを…(笑
いよいよ男鹿半島へ。
最高のお天気でした。対岸に見えているのは青森県の白神山地です。
雄大な景色が目の前に広がります。
ナマハゲを生んだ景色です。
こちらはなまはげ館。

地元の人によると、冬は雪に閉ざされ、どんよりした日が続く中、大みそかや2月の柴灯(せど)祭ときに、ナマハゲが山から下りてきて、気を引き締めてくれる気がするとか。
ナマハゲ体験館では、地域のナマハゲがずらり勢ぞろいして迎えてくれます。その迫力たるや!
体験館の敷地内の真山伝承館では、大みそかにやってくるナマハゲと地元の方のやりとりを実際に再現してくれます。ナマハゲは、「なまはげ台帳」というのを持っていて、そこに怠け者の名前と、どんなふうに怠けたかが書かれています。それを読み上げるのですから、子どもたちがものすごく怖がるそうです。
館内で流されていた映像では、必死の形相で逃げる子どもたちがたくさんいました(笑)
おじいちゃんやお父さんにしっかりしがみついて…。幼いころのいい思い出になるのでしょうね。
男鹿半島はジオパークとして注目されている地域で、海岸線も山の稜線も変化に富んでいて、よい景色が続きます。
この海岸の石を真っ赤に熱して…
味噌仕立ての汁に入れ、魚介類や野菜を入れます。
すると瞬間的に沸騰し、一瞬にしておいしい石鍋料理が出来上がります。
かつて漁師さんたちが磯で食べていた鍋料理を応用して発案された料理だそうです。

ダイナミック!
男鹿の名物料理です。
素材の味がしっかり出ていて、美味しかったです。
夜は男鹿温泉にある男鹿温泉交流会館「五風」内のホールで「ナマハゲふれあい太鼓ライブ」を体験しました。
これがすごい迫力!
地元の若い人たちによる、熱い思いのこもった太鼓にすっかり魅了されてしまいました。
詳細は
こちらをご覧ください。男鹿半島に行ったら、絶対、必見!必聴!です。
ナマハゲの語源は「ナモミを剥ぐ」という言葉がなまったもので、ナモミとは炉端にかじりついていると手足にできる火型のこと。それをはぎとり、怠惰を戒めるのがナマハゲで、真山に鎮座する神々の化身なのです。(伝承館のパンフレットより)
厳しい自然の中での暮らす人々が、みんなで支え合って生きるために励ましてくれる神様なんですね。
コワイイメージだったナマハゲでしたが、すっかりファンになってしまいました。
秋になって、みなさんにいいお知らせができるといいなあと、心から願っています。