2011年05月02日

新茶 萌が入荷しました

GWはいかがお過ごしでしょうか。
風の強い日が多くなったと思いませんか?
かつては1年に1,2度、桜の前後に春一番が吹き荒れていました。
今日は黄砂で視界がかなり悪くなった地域もあったようです。
自然の猛威の前には無力な私たちですが、大いなる恵みを与えてくれるのもその自然です。

熊本県水俣市の桜野園から、新茶「萌」が到着しました。

DSCF6401.jpg

早速、封を切ってみたら、お茶の香りがふわっと立ち上ってきました。

DSCF6403.jpg

桜野園の松本さんご一家には、新茶とともに新しい命が誕生しました。
3人目のお子さんです。こんなときだからこそ、とてもうれしいニュースです。
上二人のお子さんたちとともに、赤ちゃんの成長をゆっくりじっくり楽しむ育児がしたいとのことです。

自然の恵みの一つである、新茶の香りや味わいがいつもにも増してありがたく思えます。
5月下旬からは釜炒り茶も登場。また、ご紹介したいです。

お求めは風土倶楽部のネットショップでどうぞ。

なお、桜野園のお茶については、以前、ご紹介したこちらをご覧ください。
桜野園のお茶づくり 1「ぐっとがまんの勇気農業」
桜野園のお茶づくり 2「自分で極めたお茶の淹れ方」
桜野園のお茶づくり 3「本来多様な茶木の種類」

posted by fudo at 23:12| 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

自然栽培のお茶「お天道さん」シリーズ登場!

1月も早、後半になりつつありますね。
相変わらずお天気のよい日が続いています。
からからに乾いているから、温かいお茶を飲むひとときがうれしいです。

さくら紅茶でおなじみの桜野園から、新しいお茶が届きました。
肥料も農薬も一切使わない自然栽培による「お天道さん」シリーズです。

桜野園のお茶に出会って早、15年ほどがたちました。お茶に出会うというよりも、現在の当主の松本和也さんに出会ったのは、彼が悩みながらも、いち早く無農薬の緑茶づくりに取り組んで10年ほどになるころ。ちょうど私が食や農の面白さに気付いたころでもあります。
以来、桜野園のお茶一筋の私です。
ほかのお茶を飲んだことがありますが、やはり戻ってくるのは桜野園のお茶。
なぜかほっとするんですよね。

奥さまの里実さんによると、以前よりも、いっそう飲み口がすっきりしたとのこと。
早速、飲んでみました。今や、3人の子どものパパになった和也さんのつくるお茶は、ますますほんわかやさしい味に磨きがかかってきたような気がします。
緑茶の「蒼」、ほうじ茶の「和」、紅茶の「紅」の3姉妹です。
どうぞ、よろしくお願いします。

DSCF5139.jpg

なお、従来のさくら紅茶とほうじ茶の販売は休止し、このお天道さんシリーズになりますので、ギフトパックの紅茶も「紅」となります。

お求めは、風土倶楽部のオンライショップへどうぞ。


posted by fudo at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

しあわせを運ぶお茶たちとのひととき

桜野園のお茶は、私にとって毎日欠かせないもの。
気分転換のひとときにさわやかな渋みとやさしい甘みの緑茶、ほんのりした味わいの紅茶を、食後には必ずほうじ茶をいただいています。

無農薬有機栽培にいち早く切り替え、すでに15年以上。
松本和也さん、里実さん夫妻とのお付き合いも早10年以上。
時の流れは早いものです。
お二人にはかわいいお子さんが二人もできました。

「子どもを産んでから、すっかりスローライフになり、一見面倒に思える、でも味わい深い手間暇かかる手づくりの食や生活の様は、今やしっくりとなじんできました」と里実さんからの便りにあります。
忙し、忙し、しあわせ、しあわせ、の日々だそうです。

今回は里実さんから桜野園の肥料について

「当園では、年5回、国産菜種の圧搾一番搾りの油粕と、枕崎でとれるかつお節の規格外の部位を肥料として使っています。肥料は少なめに、またはまったく使わないところも実験的にしています。
なるべく自然の木々と同じような環境で、お茶自身がたくましく育ってほしいと考えているためです。
油粕はほろ苦いクッキー、魚粕はインスタントだし汁ができるような食べても安心なものです」


里実さんは、家族の世話に加えて、食いしん坊が災いして、ぬかづけやら、パンづくりの酒種やら、いろいろお世話するものが多いとか。

だから、ますます忙しいのねーと納得。

お世話できる人やモノがたくさんあって、おいしい食事を分かち合える日々の幸せを噛み締めているそうです。
そんな桜野園のしあわせ気分のお茶たちが、私にもホットなひとときを分けてくれているというわけです。

二人の子どもの最初の言葉は、
上のお姉ちゃんが「おいし〜い」
下の弟くんが「ンま〜い」
だったとのこと。

本物のおいしいものを知る食いしん坊が持続可能な未来をつくる、ノダ。
posted by fudo at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

宮崎県五ヶ瀬町の烏龍茶 入荷しました

宮崎県五ヶ瀬町の宮崎茶房による烏龍茶が入荷しました。
五ヶ瀬町は、寒暖の差が激しい、高地にあります。
これは夕陽の里のまちづくりの拠点となっている丘の上から見た眺めです。

s-DSCF3468.jpg

正面に見えているのは阿蘇の外輪山で、
左側には島原半島の普賢岳が見えます。
九州を足下に見渡しているような気分です。
このすぐ下に茶畑が広がっています。

s-DSCF3491.jpg

右が宮崎亮さん。左は農業研修中のNくん。
県内随一の広さの茶畑で有機無農薬栽培を行っています。
五ヶ瀬町やお隣の高千穂町は、中国から釜入りの製茶法が伝えられてきたため、今も釜入り茶の製造で有名な地域です。
釜入り緑茶は、煎茶よりも薄い緑色で、香りが高く、渋み苦味のないさっぱりした味わいです。

u-ron5.jpg烏龍茶は半発酵させるためにとても手間がかかるので、ほんの少しだけつくってみたとのこと。
香ばしい香りとほんのりした甘みと苦味で、和洋中、どんな料理にも合いそうです。
国産の烏龍茶をぜひ、味わってみてください。
お求めは三鷹モールの風土倶楽部でどうぞ。

posted by fudo at 21:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

むかし茶と新茶萌、いよいよ来週から販売します

大変お待たせしました!
今年も、順調にお茶ができつつあると、桜野園の松本和也さんから連絡がありました。
来週、早々には到着する予定です。

昨年、朝日新聞で取り上げられて以来、注文が殺到し、今年の初めころに完売となっていました。
三鷹のマイショップ内でも、お客様からお問い合わせが相次いだり、「待っています」とおっしゃってくださったりと、とても人気が出ていて、うれしいかぎりです。

桜野園のお茶づくりなどの情報については、このブログのカテゴリー「桜野園のお茶」のところにアップしています。ぜひ、ご覧ください。

桜野園のお茶づくり
posted by fudo at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

桜野園のお茶 商品ライナップ

●むかし茶
ryokucha.JPG昭和の初期、初代が種から植えた在来種のお茶。野趣あふれる力強いかおりの緑茶。





一人分大匙すりきれ一杯、お湯100ccが目安。
<まろやかなお茶>ぬるめのお湯(50〜60℃)で約1分
<さっぱりとした熱いお茶>熱いお湯(80℃)で約30秒)


●さくら紅茶
DSCN0027s.JPG二番茶を完全発酵。渋みが少なく素朴でやさしい甘みと香りを楽しんでください。





DSCN9439s.JPG一人分大匙すりきれ1杯、熱湯はわかしたてをたっぷり注ぎ、3〜5分おく

「さくら」は桜野園からとった名前で、桜の花びらとかが入っているわけではありません。よく聞かれるので(松本和也さん談)


●一福ほうじ茶
DSCN0018s.JPG秋・冬摘みの茶葉を遠赤焙煎します。懐かしい香ばしさとやさしい口当たりでほっとするお茶です。

商品のご購入はこちら


posted by fudo at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

桜野園のお茶づくり その3 本来多様な茶木の種類

本来多様な茶木の種類

 さて、今回の食話会では数々の「目からウロコ」があったのだが、参加者一番の「へえ」を一つご披露しよう。茶木の種は人間と同じように個性が一つひとつ違い、葉の大きさ、木の高さ、成長の早さがまちまちなのである。大量生産にはそれらを同じにすることが必要であるため、現在は挿し木が主流になっている。松本さんは、この在来種ともいえる、種から曽祖父が育てた茶木を大切に育てている。個性はまちまちだけれど、味わいが複雑になるし、根を深く下ろしているため病気に強いということだ。通常は30年で入れ替えるとされる茶木だが、無理をさせない育て方のせいか、80年を経てもまだ元気だという。

 会の終わりごろには、水俣に行ってみたい、茶畑を訪れたい、という参加者も現れた。いまでは、環境先進都市として有名な水俣市だが、「食べ物でなった病気だから、食べ物で治す」「人が変わらないなら、自分が変わる」と言う水俣病患者で語り部の杉本栄子さんの言葉に代表されるように、一人ひとりが自らの役割を引き受けることで蘇った。山間部に暮らす松本さん一家は直接水俣病には関係がないが、自然にゆだねた無理のないお茶作りを淡々と、しかも楽しみながら行うことで、水の浄化や安全な食べ物づくりを担っている。松本さんは、第1回目のゲストにふさわしく、私たちに一歩前に踏み出す「勇気」を与えてくれた。


松本和也さんについては、風土倶楽部をプロデュースしている、ローカル・ジャンクション21のホームページ「今週の私」をご参照ください。

商品のご購入はこちらへ  
posted by fudo at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桜野園のお茶づくり その2 自分で極めたお茶の淹れ方

自分で極めた自分のお茶のいれ方

 お茶づくりの現場の話に加え、おいしいお茶の淹れ方を教えてもらった。松本さんは「一人ひとり、作った人により、お茶の淹れ方は違う」という。

淹れ方の説明によるとたいていのところでは1分ほど蒸らすようにとなっているが、松本さんのお茶は熱いお湯を注いで5秒が決めてで、早め早めに出す。おまけに急須の蓋は使わない。蒸らす必要がないこともあるが、茶葉の色が乾燥した濃い色から、お湯で開き薄くなる瞬間に急須をひと回しして香りを楽しみながら1煎目を、2煎目もお湯を入れたらひとまわしして甘みを味わう。よって、蓋をしている暇がないのだ。お茶の甘さをより楽しみたいときは、ぬるめのお湯で少しゆっくりいれる。

すべてのお茶に彼の方法が適するのではなく、彼が自分のお茶はどのようにいれると一番おいしいかを研究した「究極のいれ方」ともいえる。だからこそ、自分でいれたお茶を飲んでもらい、味わいを確かめて、そのうえで買ってくれる人との関係をもっとも大切にしたいという。

20代半ばから10年間ほどかけて必死で有機栽培を定着させてからは、安定感からか緊張がなくなり、精神的になぜか落ち込んだ時期があった。そのとき、佐賀市に出かけ、対面販売でお客に自分の淹れ方で試飲してもらったところ、「おいしいね」と言ってもらえ、「前より3倍以上元気になった」そうだ。以来、自ら足を運んで販売先の開拓をしている。

商品のご購入はこちら
posted by fudo at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

桜野園のお茶づくり その1 ぐっとがまんの勇気農業

桜野園は、熊本県水俣市桜野にあります。

不知火海に注ぐ水俣川沿いの集落で暮らす松本家一家は、山間部標高300mの高原を切り開き茶園を営んで4代目。広々とした高地に、さわやかな風が吹く茶園です。水俣だからこそ、安心安全な食にこだわり、12年前から化学肥料、農薬などの化学物質を一切使わない栽培方法に取り組み始め、8年前に農地3ヘクタールを全面的に切り替えました。

chabatake.jpg

LJ21が不定期に開催している生産の現場の話を聞く食話会の第1回目として、熊本県水俣市の桜野園 松本和也さんからお茶についてのお話をいろいろと伺いました。

2004年4月10日(土)開催
「おいしいお茶、飲んでいますか?」
於:故郷庵いいやま(長野県飯山市東京事務所内)

松本さんは、「有機農業は、何かが起きても植物を黙って見守る『勇気農業』だと言います。お茶づくりの現場で起きていること、お茶の本当の味とは?など、「茶葉まで安心して食べられるおいしいお茶づくり」にかける思いを語っていただきました。

(以下は、農文協から2004年8月に刊行された「現代農業8月増刊 大人のための食育入門 環を断ち切る食から、環をつなぐ食へ」に掲載された「小さな食話会の環から食の未来の大きな和」からの抜粋です)

「ぐっとがまんの勇気農業」

「おいしいだしが取れそうでしょ」と、まず、松本さんが見せてくれたのは菜種の油粕、小魚の頭と骨をくだいたものを混ぜた肥料だった。「振るときに気持ちいいんですよ。ああ、いいだしが取れそうだ、なんて思いながら」と笑わせる。集まった10名の参加者は、「食べられますよ」といわれ、魚粉をかじってみて、「ほんと!だしの粉みたい」と笑顔になる。今回の参加者10名は、LJ21のホームページを見た人、育児団体のホームページでの告知を見た人、私たちの仕事仲間とさまざまだ。お茶にこだわっている人、食べ物のことならなんでも興味がある人、なんとなく面白そうだから・・・など関心もいろいろ。お茶の種類にすごく詳しい人はいるが、育て方、作り方は誰もわかっていない。

「チッソ肥料を多くすると、グルタミン酸やアミノ酸が増えて、玉露のような味になり、そういうお茶になればなるほど値段が高くなります」
 そこでつい、大量に肥料を施肥してしまう。それが人間というもの。地下水は汚染されるし、茶木は成人病のようになって、病気にかかりやすくなる。そこで病気を予防し、弱った木にやってくる虫を撃退するために大量の農薬が必要になる。その循環を断ち切るために必要なこと、それを松本さんは「有機農業じゃなくて、勇気農業をすること」だと言う。

肥料は茶木を疲れさせず最低限にし、虫がいても、少しぐらい病気が出ても「見て見ぬふりをする」「畑に行かない」茶木の生命力にゆだね、ぐっと我慢する勇気が必要なのだ。雑草を取るのは最低限だけ。地面は何もなくなれば乾燥して、砂漠化する。少しぐらいは生えていてもいいと思うことにする…と松本さんは苦労話をユーモアを交えて語る。

「必ず本来の力を発揮できるとお茶を信じてやる。そんな感じでお茶づくりをしています。なまけているっちゅうのもありますけれど」参加者から笑い声が起こる。松本さんの肩肘を張らないお茶作りが素直に伝わっていく。

posted by fudo at 03:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 各種お茶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする