2008年05月13日

風味豊かな菜種油が大人気でした

ee-2008_0429natane0004.jpg ee-2008_0513natane0004.jpg先日、開催した三鷹でのイベントで菜種油の「まごどさ」を豆腐にかけて、自然塩を軽くふって、みなさんに召し上がっていただきました。
なんともいえない風味豊かな味わいにとても驚いた人が多かったようです。

菜種油といってぴんとこなくても「キャノーラ」といえば、ああ、なんだ、あれね、と。
かつての菜種は心臓に害があるとされているエルシン酸を多く含んでいました。カナダではいち早く、1970年代に低エルシン酸の菜種を品種改良により誕生させました。それがキャノーラです。今では世界一の輸出量を誇っています。中国が菜種の生産量では上回っていますが、エルシン酸を含むものも多く混入しています。そして、残念ながら、キャノーラは遺伝子組み換えのものが8割にのぼるということです。

日本の現在の菜種油の自給率はわずか1%!0.03%!!!
菜種の作付け面積は、およそ30年前のころに比べると3.4%にまで落ち込んでいます。この辺りのことは、「住む」に連載している「風土倶楽部のおすそ分け」2006年秋号で書きました。
そのときにご紹介したのは、山形県金山町の「なたねっこ」でした。こちらは溶剤は一切不使用ですが機械での精油のものでした。今回、ご紹介するのは釜で薪焙煎し、手絞りで、手ろ過というすべて手づくりのものです。

先日、岩手に出向いたときに生産している「工房地あぶら」の方々にお会いしてきました。
「胃もたれ、胸やけがしません」
「料理にはこくがでます」
「天ぷらはカラッと揚がります」
「抗酸化防止の作用をするビタミンEが含まれ、何回も揚げ物ができるほどコシがあります」
「最後の一滴まで使えます!」
と、情熱的にアピールされました(笑)

でも、香りがよいこと、味わってみると、ほのかな菜種らしい青臭さがすること(オリーブオイルのような、といえば近いかな)、そして、本当に炒め物をしたら、こくが出るような気がします。
地域の自然と農業を守るためにみんなで力を合わせて工房をつくってしまったという工房のみなさんの思いが一滴、一滴、大切に味わう気持ちにさせてくれます。

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これが菜種の種です。

原材料の菜種は、東北一帯でつくられている「キザキノナタネ」(昭和54年に東北農業試験場が無エルシン酸を実現)の無農薬栽培によるものです。

菜種油は、モノ不飽和脂肪酸(主としてオレイン酸)を多く含み、酸化しにくく、とても栄養バランスのよい油です。

金山町も、手搾りにするようになったそうです。少しずつ手の速度が見直されてきているのでしょう。地域循環をめざした菜の花プロジェクトが日本各地で取り組まれています。みなさんの周囲にも、風味豊かな菜種油があるかもしれません。

菜種は、みつばちの春一番のごちそうでもあります。
通常の油より、少しお高いですが、その分、大切に使って、油をカット!なんてダイエットにもなるかも!?

「まごどさ」は風土倶楽部で販売中です。

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ラベル:岩手県 なたね油
posted by fudo at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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