2013年03月18日

江戸時代のお味は?

昨日は、皇居前広場にある楠公レストハウスで江戸時代の料理を再現した春夏の行楽弁当をシェフの解説付きでじっくり味わってきました。

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見ているだけで楽しいでしょ?

このお弁当は当時のハレの日の料理をイメージしたものだそうです。
ご飯はタコの桜飯。タコの薄切りが桜野花びらに似ているから。
カツオを辛子でいただいたり(当時は魚によって食べ方を変えていたそうです)、
さつまあげにきくらげが入っていたり(文献に出ている)、
豆腐百珍のレシピを再現した田楽があったり(焼き豆腐に醤油をからめて、から焼きしてあります)、
八丈島産のトビウオのすり身の天ぷらとか、
くま笹にくるまれたおぼろ大根(千葉県産の大倉大根をわらびもちの粉で固めたもの)、
そして菊のご紋のかすてらたまごと…どれからお箸をつけていいやら。

調味料は江戸時代からの老舗のものを使っているそうです。
味付けは、当時のレシピには分量が一切書いてないため、想像だとか。砂糖は貴重でお菓子には分量が書いてあるけれど、惣菜にはないそうで、当時は味醂を使っていただろうから、もっと甘くなかったかもとのことでした。
お刺身のつけ汁が、日本酒に梅干しとかつぶしと昆布を入れて、煮詰めて冷やしたものですごくおいしかったです。手が込んでいます。

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「味噌は乳熊に限るのう」とこの味噌のメーカーの名前が歌舞伎のセリフの中に出てきます。
ちくま味噌は創業320年以上で、麹をたっぷり使った贅沢な甘味噌は戦時中に製造できなくなって姿を消していたそうです。

江戸野菜もたっぷり使われていました。

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このメニューを取り入れて以来、来店数が180%増だということです。江戸時代のお料理と聞いただけで、どんなものを食べていたのか気になっちゃいますもんね。秋には、お寿司をテーマにした新しい趣向があるということです。

味覚とお腹の中を江戸時代にしたまま、六本木のサントリー美術館で開催されている「歌舞伎 江戸の芝居小屋」に行きました。当時のお花見や歌舞伎見物の様子を描いた屏風や絵が展示されているのですが、みんな楽しそうで、楽しそうで、にこにこ笑っています。お酒を飲んで、なにやら美味しそうなお重があったり、おまんじゅうを食べたり。今も昔も、楽しいことは同じだなあと、芝居大好き人間としては江戸時代の人と一緒に歌舞伎を楽しんだ気分になりました。

どっぷり江戸な一日で、とっても楽しかったです。
日比谷公園では、桜がすでに咲いていて、ミツバチが来ていました。

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posted by fudo at 11:44| 日々のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする