2012年10月05日

ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」

昨日に引き続きドキュメンタリー映画のご紹介です。

よみがえりのレシピ.jpg


「よみがえりのレシピ」は、在来作物と種を守り継ぐ人々の物語です。
観ようによっては、鶴岡市ならびにアルケッチャーノのプロモーションフィルムともいえますが、風土と食と人を真正面から捉えた深い内容になっていて、ちょっと予期せぬ感動を味わいました。

在来種の種を地域で引き継いでいくことの意味。それは、地域再生のためのここにしかない価値を見出すことですが、「先人たちの感性を知ることでもある」というこの言葉にぐっときました。
それがなければ、地域なんて存続していかないですから。
アルケッチャーノの奥田シェフを鶴岡が輩出した背景には、そういう先人たちの感性を奥田シェフが受け継ぐ下地があったのでしょうか。今に生かす人がいてこその在来作物だということが、奥田シェフの料理が物語っています。

5年ほど前に、アルケッチャーノに行ったときに奥田シェフとお話しさせたもらったら、テーブルに座って、さらさらと味の構成はね?なんて図を示して説明してくださいました。
本物は出し惜しみなんてしないのですね!

前半は、在来種の野菜をつくる生産者の人たちとその現場の様子(ここでもおじい、おばあががんばっています。そして孫の世代がその後姿を追いかけつつあります。いいシーンです)、
後半はそれを使った奥田シェフの料理が中心で、食べてる人がそれはそれは幸せそうな顔で「おいしい〜」を連発。
甘い根っこをもつほうれん草、アクのないごぼう、ほんのり苦味のあるキュウリ、今や有名になって生産が追いつかないほどの宝谷かぶ・・・
それらをシェフが「えっ、そういうとりあわせ?」とか、「なるほど、そーゆー料理法…」と意外な展開で鮮やかに調理していきます。
観ているうちに「また、行かねば…」とそそられまくりました。だって、鶴岡でしか採れない食材だから、鶴岡に行くしかないですよね(笑

地域活性化、食育、環境、農業・・・すべてが詰まった映画です。
ちなみに一口1万円で資金を寄付する「市民プロデューサー」たちによって制作が実現したそうです。
というわけで、すっかり鶴岡市とアルケッチャーノに魅せられてしまいました(^▽^)




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