
かずらのつるでつくられたカゴです。
素敵でしょ?
先日、国交省の地域振興アドバイザーの仕事で出向いた島根県益田市の山間部にある美都町二川地区で出会いました。
制作されたのは役場を退職された男性の方で、「雑誌でみていいな」と思ったのでつくってみました、とのこと。
女性の手によるものと思い込んでいたので、かなり意外でした。

こんなふうにヨモギがたっぷりのおやきが盛られていました。
このおやきのおいしいこと!
先週の北海道に続いて、またしても地元の女性たちの心づくしによる料理の数々をいただく機会に恵まれました。
本当に仕事で行ったの?と思われてしまいますね(笑)
ちゃんとこの宴会の前には地元のみなさんととても真剣な地域づくりに関する会議を行いました。
海まで車で30分ちょっと、温泉もあるし、田んぼもあるし、畑もある。
とても暮らしやすいところだけれど、この集落の人口は最盛期で1300人ほどだったのが今では300人程度。
これからも減り続けるのでは?という危機感が募っています。
たくさんの心配事はあるけれど、それは都会も農村も同じこと。
私はむしろ食べ物がそばにある農村の方が、みんなで力を合わせれば暮らしやすいのでは?と考えています。
ただ、ずっといつも同じ顔ぶれで暮らしていると、煮詰まってしまいがちになることも確かです。
だから、少しずつ新鮮な風を吹かせること、そのためにいろいろな窓を用意したり、入り口を整えたりすることも必要になってきます。
風の人との「交流」のあり方にその地域ごとのセンスが試されてきます。
こんな地域づくりの視点のレポートは、LJ21&風土倶楽部ドタバタ日記の方にアップしていますで、そちらをご覧ください。
さて、会場で出会った鮎とツガニ!
上流にダムがなく、清流日本一といわれる高津川で採れた旬の幸です。
この川は四万十川のように知名度がイマイチですが、一級河川なのにダムがまったくないこと、中流、上流に大きな集落がないことなどから日本でトップクラスの清流とされています。

ツガニは川蟹で日本全国で採れます。
モクズガニ、トゲクリガニなど地域により呼び名が異なります。
有名な上海ガニはチュウゴクモクズガニで、種としては近い関係にあります。

良質の苔が多いため、鮎も絶品です。
この脂ののった鮎のおいしさときたら、それはもう!
豊かな食材と、それを盛る器。用意されたテーブルの随所に細やかな心使いがあり、ああ、やはり地域の食の力は暮らしやすさ、暮らしのクオリティを問うバロメーターだとまたしても実感しました。
ところで、いつもいつも私ばっかりいい目に会うので、この幸せをみなさんにおすそ分けしたいと、12月初旬に山形県真室川で食と器の文化祭を企画中です。詳細が決まりましたら、こちらにアップしますね。
タグ:島根県
【土に着け 風に聞けの最新記事】




