2008年08月11日

「日本の食は安すぎる」

立秋はすぎましたが、今が暑さのピークといったところですね。

暑いのが苦手で、この時期はぼーっとしてしまいます。
時間的に余裕のあるこの時期こそ、読書をしたり、映画を観たりしてゆっくり過ごしたいものです。

e-2008_0731yasui0003.jpg今日は本のご紹介です。

「日本の食は安すぎる」なんて、こんな値上げラッシュのときに…と思われるかもしれませんが、今、あげられているのは原油高のため。値上げされて困るのは、消費者だけでなく、生産の現場も、なのです。

なぜ、製造業や流通業の一部で「偽装」が頻繁に行われてしまうのか。
なぜ、農業はこんなにも衰退しているのか。
食の「安全」や「信頼」がどうして片隅に追いやられてしまったのか。

食のすべてを人任せにしながらも、「安く買えること」が当たり前になってしまったために、もっとも割を食ってしまったのが真面目に本物を作り続ける生産と製造の現場です。私も各地の生産現場で、量販店では先に売値が決まり、それに合わせて製造され、農産物は買い叩かれる、といった話をよく耳にします。
そんな現状をわかりやすく書いた、ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」で人気の山本謙治さん、通称「やまけん」さんによる「日本の「食」は安すぎる」(講談社+α新書 800円)をご紹介します。

やまけんさんはこの本で、今こそ、「購買」という権力を正しく行使しよう!と提言しています。私も大賛成!みんなで国産の農産物を買い支えてこそ、日本の「食」の現状を変えることができるのです。

ただ、値上げラッシュの今、それはとても大変なことです。
丁寧にきちんとつくられた本物の食品は、お値段もそれなりにします。
私からの提案は、だからこそ、よいものをしっかり選ぶ目を持とうということです。
「本物の味」を知って、自分なりの価値基準を持ちましょう。
そして、本物の味を知ることで、自分の舌で体が本当に欲しがっているものを選ぶことができるようになるはず。

特に調味料!
都会暮らしでは生命力のある新鮮な野菜を手に入れることは難しい場合が多いです。
ならば、毎日のことだから、せめて調味料はよいものを選びたいです。

例えば、醤油の裏のラベルを見てください。
原料は、小麦と大豆と塩だけですか?
余計なものが入っていませんか?

きちんと発酵に手間と時間をかけたものには、アミノ酸やミネラルがしっかり含まれているから、
少量でも大きな力を発揮してくれます。
薬がなかなか手に入りにくかった昔は、調味料が味だけでなく、からだを整える役割を果たしていた部分も大きかったと思います。
安い「もどき」商品では、からだも喜ばない、料理もおいしくない、そして生産の現場につながらないままに終わってしまうのです。
そんなもったいないことはないと思いませんか?



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